この思いはなんなのだろう…………























「離しやがれ!!」
おもいっきり暴れているというのに男達はびくともしない
これが男と女の力の差














休みももう少しで終わってしまう今日、久々のまとまった休日の只中で、町に出てきた








どこにでも腐った奴というのはいるもので、女を力ずくで連れて行こうとする集団を発見
いつものように彼女を助け、逃がした。



そこまではよかったんだ
こいつらが思ったよりも強かったことを除けば
相手を逃がされて頭に来ていたようだが、俺が女だとわかった途端、先ほどの女の代わりとでもいうかのように連れてこられてしまった








大通を外れて、あまり人通りのない、昼間でも薄暗い路地
暴れても、暴れても拘束は外せず、
それどころかその抵抗も相手にとっては楽しいのか、嫌な笑みを浮かべている






悔しい!!





これほど自分が女だということが悔しいと思ったことはない。
やはり自分は女だったということを自覚させられてしまう






悔しさとおぞましさに涙が込み上げてくる




こんな奴らに涙を見られてなるものか



唯一できる抵抗。
顔を男どもから逸らす















ドガ!!

バキッ!!












いきなり聞こえてきた音に思わず顔を向けてしまう
「もみじ、大丈夫?」
猫神という名のぬいぐるみを手に走り寄ってくるのは檜
その檜の後ろには男達を相手にしている猿野の姿が
見る間に男どもをやっつけてこっちへとやってくる








「檜、猿野も…………なんで………」
「大丈夫か?お前も一応女なんだから気をつけろよ。今回は間に合ったから良かったものの、さ」
いつもの表情とどこかが違う。
こいつはこんな綺麗な表情で笑う奴だったか?
「天国、けがしてるかも。右手のところ」
「え?あ、本当だ。ナイフがかすったんだな。この程度なめとけば大丈夫だ」
いいながら手の甲をなめるさまに、なぜか顔が熱くなる

無言で猿野に近づいた檜はその手をとりどこから取り出したのか、バンドエイドを貼り付ける
「ん?あぁ、ありがとな、檜」
そんな檜の頭を撫でて、それがすごく自然で
なぜか、羨ましい
名前を呼び合い、自然に触れることができ、普段と違う猿野を今までも見ていたのであろう、檜が、うらやましい







「おい?清熊?大丈夫か?」
いつ目の前にたったのか、心配そうな目でこちらを見ていた
その横の檜も心配そうな表情で、
「あ、なんでもない。大丈夫だ。それよりなんでお前らがいるんだよ?」
慌てて取り繕い、尋ねてみれば、
「もみじの助けた子に会ったの。助けてくれた人が連れて行かれたって」
「で、特徴聞いたらどう考えてもお前のような気がして、来たわけ。ちなみにその子には警官呼んでくるように頼んだから、もうすぐ来ると思うけどな」


その言葉が終わらないうちに、2人の後ろから走ってくる警官の姿が
男どもは意識を取り戻したところで警察へ連れて行かれ、俺らも事情聴取で連れて行かれた














帰り道
暗くなってきたし、送っていくといった猿野と檜の3人で歩いている
自然に話す2人に対し、こみ上げてくるこの気持ちはなんだろう
何故猿野が気になるのか





この思いはなんなのだろうか










なんか書きたかったんです。猫猿←熊ですねvvおそらく「夏」と同じ設定だと思われます。(えっ?)
なんか最近猫猿が好きになってきちゃいました……とあるサイトさんの作品が本当に素敵だった物だから………(ギャグ系だったけど…) でもって、茅島サマのリクエストで熊猿と最初書かれていたのから、思いつき書いてみましたvvって事で茅島サマに押し付けてしまおうかしら………(ヲイこら)
じゃぁ、次は沢猿を書くぞぉvv(こっちがリクエストだし)おそらく(いや絶対?)性格の悪い猿さんになることでしょうvvついでに言えば沢松もいい性格しているかと…………



「TWINKLE」の鷹瀬真琴さまから頂きました!猫猿ですよ!!もう、嬉しくてしかたないですv
無理矢理、自分の猫猿小説を押しつけた上、このような素敵な作品まで奪っていっていいと?!光栄の至りですv我が子のように大切にさせていただきます!!
このサイトさまの猫猿で私ははまりました!まじで素敵です。猫猿←熊ってとても好きですよね。「あぁ。好きだな…」としみじみと感じさせます
猫さんと天国の、本心を分かち合い、友達以上恋人未満な関係。そして、それを羨む熊さん。いい!いいよ!!素敵すぎだぁ!!(熱)
本当に、このような作品をありがとうございましたv





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